【1】×:不適切
畳の上に布団を敷くと、畳との間に空間がないため、敷き布団の湿気を逃がせず、湿気がこもりやすくなります。
しかし、敷き布団と畳の間にすのこのようなあまり高さがなく、適気性のあるものを入れることによって、敷き布団の湿気を逃がすことはできます。
【2】×:不適切敷き布団の厚み程度の高さでは低すぎて、上体を起こすときに下半身の力を活用できず立ち上がりにくくなります。
起き上がりや立位がとりやすいのは、端座位になったときに足底かたい床につくベッドの高さ(下腿の長さ、約35~40cm程度)です。足底に力が入ればスムーズに立ち上がることができます。
【3】×:不適切
畳の上で布団に臥床している利用者を介護する場合は、介護者が上体を曲げる姿勢をとらなければなりません。その体勢は、介護者の腰部に負担がかかることになるため、介護者の身体的負担が軽減されるのは、ベッドのほうでです。
【4】×:不適切
畳に布団を敷いている場合には、床と布団はほぼ同一の高さであることと、接地面積が広いことで音や振動は伝わりやすくなります。
一方、ベッドの場合は床から高さがあることや、接地面が脚部分だけで狭いことから、音や振動は伝わりにくくなります。
【5】〇:適切
ベッドに比べて布団は低いため、利用者が布団から転がったとしても、転落の不安がありません。