【独学】介護福祉士の合格者に聞いた!おすすめの勉強法やテキストを徹底解説

【独学】介護福祉士の合格者に聞いた!おすすめの勉強法やテキストを徹底解説

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介護福祉士の資格は独学で取れる?簡単
介護福祉士の試験対策は何から始めればいい?
介護福祉士を独学で目指す人におすすめのテキストや勉強法は?

介護福祉士は、介護業界で唯一の国家資格。独学で取ろうと思えば上記のような悩みや疑問も出てくるはずです。

本記事では、介護福祉士試験に独学で合格した方の実際の声や統計を踏まえて、独学合格に必要な勉強時間やおすすめの参考書、勉強法などを徹底的に解説していきます。

本記事を見れば、介護福祉士試験対策の計画を立て、独学で実際に進めていけるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。

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介護福祉士は独学で合格できる?

介護福祉士試験に独学で受かることは可能です。

介護福祉士試験の難易度は、国家資格の中でもそこまで高くありません。

実際に、当社で介護福祉士試験の合格者に対してアンケート調査を実施したところ、独学で試験に合格した人が多くいらっしゃいました。

後段で詳しく解説しますが、介護福祉士を独学で取るには、3年以上の実務経験を経て受験するルートを踏むことがほとんどです。

この実務経験ルートで受験した人のうち、約7割は通信講座などを使わず独学で試験対策を行い合格したというデータも出ています。 さらには、上記の独学合格者の95%が1発合格を決めているというデータもあり、独学の合格にも希望が持てそうですね。

介護福祉士試験の独学合格には実務経験が必要【4つの受験ルート】

介護福祉士の受験ルートには「福祉系高校ルート」「養成施設ルート」「実務経験ルート」の3つがあります。

中でも、学校に通わず試験対策を独学で行い、受験する方は「実務経験ルート」を踏むことになります。

介護福祉士試験の受験ルート

養成施設ルート
大学・短期大学・専門学校などの「介護福祉士養成施設」を卒業後、介護福祉士国家試験を受験する(実技試験免除)

実務経験ルート
従業期間が3年以上かつ従業日数が540日以上介護等の業務に従事し、実務者研修を修了したうえで介護福祉士国家試験を受験する(実技試験免除)

福祉系高校ルート
高等学校または中学校において、規定の教科と単位数を修了し卒業したうえで介護福祉士国家試験を受験する(入学年度などによって実技試験の有無は異なる)

経済連携協定(EPA)ルート
EPAにより来日し、3年以上介護等の業務に従事したうえで介護福祉士国家試験を受験する(講習や履修の有無によって実技試験の有無は異なる)

受験ルートについて、詳しくは試験実施団体の公式HPをご確認ください。
受験資格(資格取得ルート図)|公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

養成学校や福祉系高校ルートであれば、学校の講師から試験対策について直接教わることができますが、独学で目指す場合は、実務経験を積みながら(働きながら)試験対策を行う方が多いでしょう。

実は、この実務経験ルートで受験している人が多数派なのです。 当社が行ったアンケートにおいても、受験ルートについて聞いた結果、実務経験ルートの方が最多で約半数を占めていました。

実務経験ルートで国家試験合格を目指す方の中には、もちろん通信講座や有料のスクールなどを利用する方もいらっしゃいます。 ですが、上述の通り独学で試験対策を行う方の方が圧倒的に多く、その割合は7割近く

※本結果において、「独学」の勉強法の定義は以下としています。
▶独学
・市販のテキストや問題集
・無料の学習コンテンツ(YouTube・スマホアプリ・Webサイト・過去問学習サイト)
 
▶独学以外
・通信講座
・資格取得スクール
・有料のEラーニング
・高校・大学・専門学校での授業
・会社や検定協会が主催する講義
・上司・同僚・知人からの指導

独学で国家試験の合格を目指すことを不安に感じる方も多いかと思いますが、意外と同じような状況の方は多いですので、自身を持って対策に取り組みましょう。

介護福祉士試験の合格率は約70%前後と高め!

介護福祉士試験の合格率は、例年約70%前後を推移しており、国家試験としてはかなり高めの水準です。

参考:第35回介護福祉士国家試験の合格発表について|公益財団法人社会福祉振興・試験センタ

介護福祉士試験の合格率が高い原因の1つに、受験資格が明確に定められていることが挙げられます。

例えば、宅建試験や行政書士の試験などは、原則受験資格がなく誰でも受けられる試験であり、そもそも受験者の知識レベルが幅広いため、合格率も20%前後にとどまっています。

一方で、介護福祉士試験は上記で解説した4つのルートをたどった人しか受験できません。

よって、受験資格を満たす時点で介護についてある程度の知識を持っていることになります。

さらに試験対策を行い試験に臨んでいるため、合格率の水準が高くなっているといえるでしょう。 また、実務経験ルートの方が多いということは、介護の基礎を実務レベルでも押さえているということになるので、合格率も自然と高まることが考えられます。

介護福祉士の独学合格に必要な勉強時間は200時間

介護福祉士の独学合格に必要な勉強時間は、約200時間です。
(当社実施の介護福祉士試験合格者に向けたアンケートをもとに算出)

具体的には、1日約30分〜1時間の勉強を、試験の半年前〜1年前から行なっている人が多いという結果でした。

前提として必要な時間は、知識や学力のレベルによっても異なりますが、仮に毎日1時間の勉強を半年間続けた場合、1時間×30日×6ヶ月=180時間が必要となります。 余裕を持って、200時間程度確保しておくと安心でしょう。

合格者に訊いた!介護福祉士独学合格に必要な勉強時間は?
介護福祉士に独学で合格した方の1週間あたりの勉強時間は「7時間(1日あたり1時間程度)」が最多の26%、「3.5時間(1日あたり30分程度)」が21%。
 
試験対策を始めた時期については「半年前」が最多の31%、「1年前」が24%という結果に。

介護福祉士試験の独学合格者が最も苦労したこと3選

当社のアンケート結果によると、介護福祉士試験に独学で臨んだ人が最も試験対策で苦労したことは、「日々の学習時間の確保」が最多で39%でした。

続いて「学習範囲の広さと量」が24%、「やる気(モチベーション)が長続きしない」が21%と、独学ならではの悩みも挙げられています。

試験範囲が広く、学習時間も限られているにも関わらず、近くに直接教えてくれる人もいない場合は「勉強法が合っているのか」「考え方は合っているのか」など不安に思うことも多いでしょう。

独学では、自分の好きなよう勉強を進めることはできますが、できれば最も効率的な形で進めていきたいですよね。 そんな方のために、ここからは、実際に介護福祉士試験に独学で合格した方に聞いた、おすすめの勉強法をご紹介します。

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合格者に訊いた!介護福祉士試験に独学で受かるおすすめ勉強方法5選

介護福祉士試験合格者に訊いた、おすすめの勉強方法5選をご紹介します。

  • テキストや問題集は1冊を完璧にする
  • 出題数が多い分野を優先的に対策する
  • 実務をイメージしながらインプットする
  • 医療系の分野は暗記を中心に行う
  • 過去問演習は3回繰り返す

詳しくみていきましょう。

テキストや問題集は1冊を完璧にする

市販のテキストや問題集を用いて独学で対策する方が多いと思いますが、あれこれ複数のものに手をつけるのはやめましょう。

テキスト・問題集はそれぞれ1冊を完璧にすることが重要です。

1冊をやり切ることで「この本の知識は全て頭に入った」という自信にもつながったり、他のテキストに目移りして勉強効率が下がることを防げるためです。

独学の方は「他のテキストはもっとわかりやすいのではないか」「他の問題集の方が問題の質が良いのではないか」など不安になりやすいでしょう。

ただし、正直どのテキストも書いてある内容はほぼ変わりません。

基本的には、通販サイトで評価が高いものや、その中でも本屋さんで読んでみて最も自分に合いそうなものを選んでOKです。

不足している部分は、過去問演習などで補足していくことも可能ですので、心配せずにまずは1冊を完璧にすることを意識しましょう。

出題数が多い分野を優先的に対策する

介護福祉士の筆記試験は、11の科目群からなり、それぞれの出題数は異なります。

最も出題数が多いのは、26問ほど出題される「6.生活支援技術」です。

生活支援技術は、介護の現場に即して食事や入浴、排泄などのそれぞれの日常生活動作に関する介護の目的やケアの方法等が出題されます。

範囲は広いですが、過去問や問題集で対策すれば傾向は掴めますので、丁寧に学習を進めていけば問題ありません。 その他、以下の出題科目と出題数を参考に、よく出る分野から優先順位を定めて勉強することをおすすめします。

▼介護福祉士試験の出題科目と出題数
※出題数は令和4年度過去問題より算出

領域 科目 出題数※
1 人間と社会 1 人間の尊厳と自立 2問
2 人間関係とコミュニケーション 4問
3 社会の理解 12問
2 介護 4 介護の基本 10問
5 コミュニケーション技術 6問
6 生活支援技術 26問
7 介護過程 8問
3 こころとからだのしくみ 8 こころとからだのしくみ 12問
9 発達と老化の理解 8問
10 認知症の理解 10問
11 障害の理解 10問
4 医療的ケア 12 医療的ケア 5問
5 総合問題 13 総合問題 12問
参考:介護福祉士国家試験科目別出題基準|公益財団法人社会福祉振興・試験センター

※上記において、「1.人間の尊厳と自立」と「4.介護の基本」、「2.人間関係とコミュニケーション」と「5.コミュニケーション技術」はそれぞれ1科目として扱われるため、科目群として扱われるのは11となります。

実務をイメージしながらインプットする

介護福祉士試験に独学で臨む人の有利な点は「実務経験があること」です。

試験範囲をインプットする際はぜひ、実務をイメージしながら行うと、知識が入りやすくなります。

また、介護職に従事している場合は、日々の実務において、テキストの内容も意識しながら業務を行うことで、実務に即して効率よく知識を定着させられるでしょう。 実際に、試験合格者からは以下のような声も見られました。

Q. 介護福祉士試験について、あなたの経験の中から、これから受験する人が最短もしくは確実に合格するためにおすすめの勉強方法はどのようなものですか?

実務経験がかなり有力。 文字だけで覚えるのではなく、想像しながら覚える。
(30代女性・フリーランス)

介護職に従事しているのであれば、先ずは普段の介護実践で、ご利用者に求められる介護計画を具体的に思い浮かべながら取り組む。また麻痺側への対応の仕方や移乗動作など、基本に忠実に行う。その上で、実際の場面を思い浮かべながらテキストを解く。
(30代男性・医療従事者)

医療系の分野は暗記を中心に行う

「こころとからだのしくみ」「発達と老化の理解」「認知症の理解」、「医療的ケア」の科目では、動作時の身体の仕組み・身体の機能発達・認知症など、介護の実務に必要な医療の知識が多く問われます。

これらは、繰り返しテキストを読み込んだり、スキマ時間を活用して一問一答を解いたりして、語句の意味や知識を暗記できれば、直接得点につなげることが可能です。 以下の過去問例をみると「暗記すれば得点できる」というイメージがつきやすいでしょう。

「こころとからだのしくみ」科目 過去問例

 ▶正解:1

 ▶正解:3

出典:令和4年度介護福祉士試験-問20,問24

法改正の内容に注意する

介護福祉士試験の中でも特に「社会の理解」科目では、法律や制度についての出題がなされます。

法改正が行われた部分は、過去問と解答が異なることがあるため、対策には注意が必要です。 対策用テキストや問題集を選ぶ際は、最新版かつ法改正に対応していることが明記されているものを選ぶようにしましょう。

「社会の理解」科目 過去問例
正解:4
出典:令和4年度介護福祉士試験-問16

過去問演習は3回繰り返す

過去問演習は、本番試験の傾向をつかみ、苦手分野を洗い出せるため、試験対策としては必須です。

できれば3回繰り返すことをおすすめします。

1回目は力試し、2回目は復習と苦手分野の克服、3回目は知識の定着や最終確認、というイメージです。 介護福祉士試験合格者に対するアンケートでは、実務経験ルートで合格した方の約81%、その中でも独学で合格した方の約87%が「過去問」の重要性について言及していました。

試験対策として繰り返しの過去問演習をおすすめしている合格者の声をご紹介します。

Q. 介護福祉士試験について、あなたの経験の中から、これから受験する人が最短もしくは確実に合格するためにおすすめの勉強方法はどのようなものですか?

過去問必須何度も繰り返しやる。テキストは毎日少しずつでも必ず進める。
(50代女性・契約社員/派遣社員)

まず知識がなく正解できなくても過去問を解いていき、3段階に分けていくといいと思いました。「すぐにわかった」「考えて迷ったけど正解できた」「迷って不正解・わからなかった」のように。わからなかった問題の正解を知り、とにかく何周もできるように数をこなしていくうちに正解がわかり、介福の試験傾向がわかってくると思います。
(50代男性・会社員)

過去問は重要な上に、あまり知識がない段階でも早めに取り組むことで、効率の良いインプットにつながるという声もありました。

実務経験ルートの方は、勉強時間が限られているからこそ、過去問に早めに取り組むことがポイントとなるでしょう。

介護福祉士試験に独学で受かるためのテキスト・アプリ・無料サイト

介護福祉士試験独学合格のための、おすすめテキスト・アプリ・無料サイトをそれぞれご紹介します。

「どのテキストが自分に合っているのかわからない」という方はぜひ、以下で紹介しているものを参考にしてください。

おすすめテキスト・問題集5選

見て覚える!介護福祉士国試ナビ2024

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フルカラーで図表やイラストも豊富に用いられ、独学でもわかりやすくまとめてくれている一冊です。

全科目をさらに74単元に整理し、単元ごとに丁寧にインプットを進められます。

それぞれの章で一問一答形式の確認問題も用意されているため、インプットの漏れも防げるでしょう。 とにかく「わかりやすく」が追求された1冊ですので、広範囲のインプットに悩まれている方におすすめです。

福祉教科書 介護福祉士 完全合格テキスト 2024年版

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赤シート付きで、穴埋め問題集としても活用できる便利なテキストです。箇条書きスタイルの解説で、文章を読むのが苦手な方にもおすすめ。

つまづきやすい箇所・覚えにくい箇所は一目で理解できる図表や、キャラクターの補足コメントでインプットしやすいように工夫されています。

1つの見開きページに一問一答が記載されているため、過去問の出題傾向を確認しながら知識の定着を行えます。

みんなが欲しかった! 介護福祉士の教科書 2024年度版

楽天でみる

設立から40年超、資格の名門TACが出版する「みんなが欲しかったシリーズ」は、どの資格においても受験生に大変好評の一冊です。

「介護福祉士の教科書」では、広範囲の出題範囲をコンパクトに集約し、重要な部分がまとめられています。

頻出の過去問が例題として要所要所に掲載されているため、出題傾向も掴みやすいのが嬉しいポイント。 もちろん、法改正にもしっかりと対応し、過去問の改題もなされています。

福祉教科書 介護福祉士 完全合格過去&模擬問題集 2024年版

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テキスト版もご紹介した福祉教科書シリーズは、問題集もおすすめです。

とにかく問題の掲載数が多く、8年分以上の過去問を研究して「よく出る」420問を科目別に整理。

さらに本試験問題を4年分、模擬試験問題1回分の演習が可能です。

全て問題の出典(出題回)が明記され、頻出度も記載されているため、勉強の優先順位もつけやすくなります。 テキストとセットで購入すると、間違えた部分もテキストでよりスムーズに確認できますよ。

介護福祉士国家試験模擬問題集2024

楽天でみる

介護福祉士受験対策書において、売上シェア最大級を誇る中央法規の模擬問題集です。

最新の出題傾向を踏まえた模擬問題375問が掲載されています。

過去問は至る所で入手可能ですが、独学では質の高い模擬問題を手にいれることは難しいことも多いため、独学者にとっては嬉しい一冊。

過去問集と合わせて演習するとより効果的です。 口コミには「本試験よりやや難問」という声もあります。慎重な対策を行いたい場合にピッタリでしょう。

おすすめアプリ3選

介護福祉士 過去問(解答と模試つき)

引用:App Store

過去問を10回分も掲載し、十分な過去問演習ができるアプリです。

シンプルながらも、年度別・科目別・ごちゃまぜ模試・ランダム10問テストなどの試験対策に嬉しい機能を備えています。 苦手科目の分析もできるため、スキマ時間の勉強の質を高めてくれるでしょう。

ダウンロードはこちら:App Store Google Play

介護福祉士 国家試験対策 過去問【解説付き】|ケアスタディ

引用:App Store

過去8年分、全990問の介護福祉士国家試験問題を掲載しています。

元試験委員による詳しい解説がついているため、スキマ時間を活用してより理解を深められるアプリです。

領域別・実施回別はもちろん、ランダムにピックアップした「今日の10問」や苦手領域の分析も可能で、嬉しい機能が充実しています。 重要用語を解説した単語帳がついているのもポイント。初心者にもピッタリのアプリです。

ダウンロードはこちら:App Store Google Play

介護福祉士暗記カード+過去問 解説付

引用:App Store

カラフルで見やすい仕様ながらも、過去問を10年分掲載した充実の内容を備えたアプリです。

復習用にカラー別の付箋をつけられたり、よく間違える問題のみピックアップした演習も可能。

忙しい方のスキマ時間活用にぴったりなアプリです。 名前の通り暗記カード機能も搭載。オリジナルの暗記カードもつくれるので、このアプリ1つでアウトプットとインプットが完結するほど中身の詰まったアプリです。

ダウンロードはこちら:App Store Google Play

おすすめ無料サイト3選

介護福祉士 過去問研究所@Candyz

介護福祉士過去問研究所@Candyzは、Gakkenが運営する会員登録不要・完全無料の過去問学習サイトです。

アクセスするだけ、1クリックですぐに過去問学習を始められるため、スキマ時間にストレスなく取り組むことができます。

過去問には全て丁寧で詳細な解説がついており、さらに頻出ワードの暗記カード機能も利用でき、インプットにもアウトプットにも活用可能です。

試験実施団体の公式ページ以外にも、さまざまなサイトで過去問が公開されていますが、実施団体に対して正式に許諾を取り、著作権法に準じた運営を行っているのは当サイトのみ。 無料サイトでの学習はぜひ過去問研究所@Candyzをご利用ください。

過去問ドットコム 介護福祉士国家試験

出典:過去問ドットコム 介護福祉士国家試験

介護福祉士試験にとどまらず、さまざまな資格において過去問・解答解説を公開している最大級の過去問サイト、過去問ドットコム。

過去10回分以上の過去問演習が可能で、実施回別や分野別などの絞り込みもできます。

会員登録・ログインすれば解答履歴の確認や付箋メモの記録・確認もでき、試験対策に役立つでしょう。

介護福祉士国家試験 過去問ドットコム公式HP はこちら

介護の仕事にスグ効くメディア We介護

出典:介護の仕事にスグ効くメディア We介護

過去6回分の過去問を詳細な解説とともに公開している、介護メディア「We介護」。

経験豊富な現役の准教授の監修により運営されています。

過去問集以外にも、介護に関するさまざまな情報を閲覧できる介護メディアです。

中でも、マンガでの解説やお役立ち記事が読み放題、さらに転職や介護職の実情に関する記事も数多く掲載されており、介護の仕事全般について役立つ情報が満載となっています。

介護の仕事にスグ効くメディア We介護公式HPはこちら

【何から始める?】介護福祉士独学合格のための勉強スケジュール

おすすめのテキストやアプリ、無料サイトを詳しくご紹介してきましたが、
「介護福祉士の試験対策、結局何から始めればいいの??」とお悩みの方も多いはずです。

ここからは、独学で合格を目指す方に実践していただけるよう、介護福祉士試験対策の勉強スケジュールについて詳しく解説していきます。

当社が行った介護福祉士試験合格者へのアンケート結果より、週7時間(1日平均1時間程度)の勉強を半年間行うことを想定し、おすすめの勉強スケジュールをご紹介します。

1〜2ヶ月目:テキストでインプット+例題(一問一答)演習

まずは、テキストで出題範囲のインプットを行います。基本的に、インプット用のテキストは1冊で十分です。なんといっても出題範囲が広いため、初めから全てを完璧に理解・記憶しようとする必要はありません。

まずは1周さらっと読んで全体像や出題傾向を掴み、2周目で少し知識を咀嚼しながら読み進めるのがおすすめ。

一般的に、テキストには一定の範囲ごとに一問一答や例題などの確認問題が掲載されていますので、それらを活用して定期的に知識の定着を図るようにしましょう。

インプット方法に関して、アンケートをもとに実際の合格者の声も見てみましょう。

根を詰めると続かないタイプなので、覚えようと意識せず、参考書の流し読みを繰り返す方法を採用しました。
(30代男性・会社員)

まずテキストを一通り読んで暗記、その後過去問等で弱点を見つけたらテキストに戻る。 この繰り返し。
(50代女性・無職)

本記事でもおすすめのテキストをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

3〜4ヶ月目:科目別に過去問演習+テキストで復習

一通りインプットが完了したら、早速過去問演習を行いましょう。

実務経験ルートで独学合格を目指す方は、ある程度実務での知識は把握できていることが想定されます。よって、できるだけ早めに過去問に取り組みましょう。

まずは、本記事でもご紹介した問題集や無料サイトなどを活用し、科目別での演習からはじめます。

間違えた問題や、解説を読んでも理解が不十分な知識を、テキストに戻って確認しましょう。

この期間はアウトプットとインプットを1:1で繰り返し行い、徐々にアウトプットの比率を高めていくイメージです。 実際の合格者の声もみてみましょう。

過去問をひたすら解いて覚えて、苦手分野を中心に暗記、新しく変わったものなども勉強しておく。
(50代女性・会社員)

アプリで1日の隙間時間に過去問を解いていく。公式サイトから問題をプリントアウトしたり、過去問集を実際のテストと同じように解いていく。この2つの方法で反復学習する。 弱点が見えてくるので、アプリで隙間時間に弱い項目を中心に問題を解いていく。
(50代女性・パート/アルバイト)

このように、「とにかく過去問演習を繰り返す」という声が最も多い印象でした。

怖がらずに、試験対策の序盤から過去問を解いてみて、自分の力量を測ってみるのも良さそうですね。

5ヶ月目:実施回ごとに過去問演習

科目別の演習を一通り終えたら、次は本試験を想定して実施回別の演習を行います。

初めのうちは、インプットから時間が経っている科目もあるため、全ての科目で得点することは難しいかもしれませんが、演習しながら思い出せるため問題ありません。

机上での問題演習に加えて、アプリや無料サイトを活用し、スキマ時間に色々な科目の問題を解くことで、幅広い試験範囲の知識を定着できます。

Gakkenが運営する介護福祉士過去問研究所@Candyzでは、実施回別や科目別の過去問演習を会員登録なし、1クリックで開始できます。スキマ時間の活用に、ぜひお役立てください。

6ヶ月目:苦手分野克服、全科目総仕上げ

最後の1ヶ月は、復習や苦手分野の克服として余裕を持って残しておきましょう。

また、さまざまな予備校や教育機関で模試が実施されていますので、弱点の把握や本番のシミュレーションのためにも、1度は受けておくことをおすすめします。

参考として、2023年度の模試情報を一部ご紹介します。

介護福祉士試験の独学に関するよくある質問

介護福祉士試験の独学に関するよくある質問をまとめました。

養成学校を出なくても介護士になれるの?

介護福祉士の養成学校を出なくても、介護士になれます。

そもそも「介護士」とは、介護に従事する人の総称を表すため、特定の資格がなくとも介護施設等で介護士として働けます。

一方で「介護福祉士」は、介護業界の中でも唯一の国家資格であり、介護の専門的な知識やスキルを有しているとして、スタッフの教育や利用者の社会的支援も行います。

「養成学校(大学・短大・専門学校)」や「福祉系高校」を出て国家試験を受験するルートの他に、実務経験を3年以上積み、受験資格を得るルートを踏むことも可能です。 よって、実務経験を積めば養成学校を出なくとも、介護福祉士になるルートは残されています。

働きながらでも独学で介護福祉士試験に合格できる?

働きながらでも、独学で介護福祉士試験に合格することは可能です。

実際に、介護士として実務経験を積みながら介護福祉士試験の対策を行い、介護福祉士の国家資格を取得した方はたくさんいます。

働きながらであれば、どうしても学習時間の確保が難点ですが、余裕を持って勉強の計画を立てて進めていけば、約半年ほどで対策できるでしょう。

やっぱり通信講座やスクールのほうがいいの?

独学は、費用が抑えられたり、自分のペースで勉強を進められる反面、「すぐに質問できない」「モチベーションが保ちにくい」などのデメリットもあります。

通信講座やスクールを利用するには、10万円程度費用がかかることもありますが、独学では不安だという方は、検討するのも良いでしょう。 当社のアンケートにおいても、実務経験ルートでの受験において、通信講座やスクールを利用していた方は13%ほどいらっしゃいました。

介護福祉士実務者研修って何?

介護福祉士実務者研修とは、3年以上の実務経験を利用して介護福祉士国家試験を受験する方(実務経験ルートで受験する方)が、必ず受けなければならなない研修です。

実務経験ルートを踏む方は、試験対策だけでなく実務者研修の受講についても頭に入れておく必要があります。 介護福祉士実務者研修に受講資格はないため、介護の実務経験が3年に満たない方でも受講が可能です。

介護福祉士実務者研修を受けると、介護福祉士国家試験の受験資格を満たせるほか、以下のようなメリットがあります。

  • 訪問介護事業所における「サービス提供責任者」になれる
  • 痰吸引と経管栄養について学べる
  • 給与アップにつながる
    ※介護職員の中でも、保有資格がないまたは初任者研修の修了者と比較すると、月給で1〜3万円ほど高いという調査結果があります。
    参考:令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果|厚生労働省(p.182)

介護職を目指す方、無資格で介護士として働いている方は、受けておいて損はないでしょう。学研アカデミーの介護士養成コースでは、介護職における「初任者研修」と「実務者研修」の取得に向けて、働きながら、子育てしながら実践的な知識を身につけられます。

実際に全国130箇所以上の高齢者施設を運営する「学研ココファン」が培ったノウハウや現場の知識をもとに、経験豊富な講師が実践的な指導を行います。

講義は土日のどちらか、週1回でゆとりを持って学べるため、子育て中の方や、働かれている方にもおすすめです。 詳しくは、ぜひ以下の公式HPよりご覧ください。

\ 詳しくはこちら! /

介護福祉士試験の概要をおさらい

ここで、介護福祉士試験の概要をおさらいしておきましょう。

「介護福祉士」の仕事内容、受験資格、試験科目や出題範囲など、介護福祉士試験の全体像について知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

試験日 筆記試験:1月下旬
実技試験:3月上旬
試験会場 筆記試験:全国35会場
実技試験:東京・大阪の2会場 ▼試験会場について詳しくはこちら
試験概要|公益財団法人振興・試験センター
受験資格 ①養成施設ルート
指定の養成施設を卒業
②実務経験ルート
3年以上の実務経験+実務者研修修了
③福祉系高校ルート
福祉系高校で指定の単位・科目数を取得し卒業
④経済連携協定(EPA)ルート
EPAに基づき来日+3年以上の実務経験

各ルートの詳細については、本記事の5. 介護福祉士資格の取得方法にて解説しています。

受験申込期間 例年8月〜9月頃
受験申込方法 郵送による受験申込
出題数 125問
配点 1問1点・125点満点
合格基準 筆記試験:問題の総得点の60%程度(※)以上かつ規定の11科目群全てで得点すること

実技試験:課題の総得点の60%程度(※)以上 ※各年の試験において、問題の難易度による補正が行われます。

合格発表日 例年3月下旬頃
参考:試験範囲|公益財団法人社会福祉振興・試験センター
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介護福祉士試験の独学まとめ

介護福祉士試験の独学合格に向けて、必要な勉強時間や勉強スケジュール、おすすめのテキストや勉強法を解説してきました。

介護福祉士試験は、独学で十分対策が可能です。

ただし、養成学校や福祉系高校を卒業しない場合は、3年以上の実務経験と実務者研修の終了が必要となるため注意しましょう。

ライフスタイルに合わせて半年〜1年程度を見据え、働きながら・子育てしながらの対策も可能ですので、ぜひ本記事で解説したおすすめテキストや勉強法を参考にしてくださいね。

\ 介護の基礎知識とスキルを学ぶ /

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